出張の際のホテル予約は案外面倒で、コストもかかります。安いホテルをその都度探すのも大変なので、出張が多い場合にはフロー簡略化のためにもホテルの法人契約サービスはおすすめです。このページでは、ホテルと法人契約を結ぶとどのようなメリットがあるのか、また主なホテルの法人サービスを紹介します。
ホテルの法人向けサービスでは、通常年間の宿泊数に応じた割引が行われます。出張が多いほど割引率がよくなる傾向にあるため、コスト削減に繋がります。
また出張のたびに違うホテルを利用すると、領収書の処理も煩雑になります。ホテルを一本化することでいつ・どれだけ・いくら分使ったかがわかりやすくなり、経理負担の軽減ができます。
ホテルの法人契約では、宿泊予約が簡単に行え、全国の系列ホテルに宿泊できるというメリットがあります。
さらに、ホテルは宿泊だけでなく、ミーティングや研修といった用途にも活用できるため、従業員数の多い企業などでは利用の価値が高くなります。
社員の福利厚生として法人契約するという方法もあり、社員の利用だけでなく家族との利用やホテルの施設利用といった幅広い用途があります。
ホテルによりますが、法人契約をすると、予約代行サービスをしてくれたり、空室確認や予約状況、宿泊履歴までを一括管理したりするサービスもあります。
全国どこに出張しても一元管理できるため、煩雑な事務処理やミスもなくなります。
また会社の保養施設としてホテルと法人契約すれば、維持や管理の費用も必要ありません。
初期費用・月額利用料0円でカレンダー上で複数のホテルの中から費用を抑えられるホテルを探すことができたり、ホテル以外の手配も一元管理できるシステムです。
導入費用:初期費用0円
月額費用:月額利用料0円
機能一覧
イオンコンパスの出張管理システム。国内出張予約をひとつの窓口で手配できます。通常機能のほか「出張登録項目カスタマイズ」が無料で、出張登録時の項目を自由に変更可能です。
※海外の手配できるものに関しては記述がありません。
導入費用:(資料)0円
月額費用:(資料)月額費用20000円(税別)+EX予約のみ精算手数料として190円/件(税抜)
機能一覧
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ルートインは、全国に200以上のホテルがあります。ほぼ全国を網羅しているため、全国各地への出張にも対応できます。
またスマホアプリをダウンロードして会員登録しておけば、Pontaポイントが貯まります。リピートするほど料金もお得になります。
ルートイン公式サイトから地図や利用日の条件を指定検索すると、空室状況がわかりそのまま予約ができます。
予約や利用の履歴も残るため、誰がどのホテルにいつ宿泊したのかが一目瞭然で、管理もしやすくなります。
ルートインでは、宿泊すると無料で朝食が提供されます。メニューは30品目以上ありバイキング形式なので、ごはんに味噌汁、トーストとサラダ、軽め、しっかりといったニーズに応えられます。
その土地ならではの食材や、郷土料理などのご当地メニューもあり、出張先でも朝食が楽しみになります。
ルートインホテルズの
法人契約の特徴やメリット
について詳しく見る。
東横INNは国内・海外に合わせて325店舗、客室は71,000室以上があります。
全国に存在するだけでなく、駅に近い、ビジネス街にあるなど便利な場所にあるため、出張者本人でなくてもホテル選びに迷わずにすみます。
また、海外の東横INNでも日本と同様の使用とサービスを提供しており、海外出張でのホテルへの不安がありません。
東横INNのビジネス会員サイトでは、6ヶ月先までの空室状況の確認ができます。その場ですぐに予約もできますし、入力されている予約状況を一覧できるため、予約日や出張者の変更、予約の取り消しなども簡単に行えます。
一度に9室まで予約ができ、宿泊履歴もデータが残るため、管理業務が楽になります。
ID・パスワードでログインすれば、スマートフォンからでも東横INNの予約ができます。急な変更で手元にパソコンがない場合でも、どこからでもスマホでアクセスできるので、予約やキャンセルの漏れを防げます。
予約を出張者本人がスマホから行っても、管理者ページで宿泊予約情報や宿泊実績の確認ができます。
アパホテルの法人WEB予約では、アパホテルの公式サイト「アパ直」ベストレート(最低価格保証)より、さらにお得な特別価格で予約ができます。
最安値のホテルを探す手間が不要で、安く宿泊費を抑えることが可能。アパポイントも通常通り付与されます。
アパホテルは全国に100ホテル以上のネットワークがあります。出張先が主要都市ならほぼカバーできるので、法人契約しておけば出張者以外の人が予約しても迷うことがありません。
また、法人会員の家族や関係者も利用でき、福利厚生として活用することも可能です。
法人予約管理者は、予約・利用実績の紹介ができます。支払い方法は現地払いまたは事前クレジット決済かを選択でき、コーポレートカードの利用も可能です。
東急ホテルの法人契約商品「Webコーポレートカスタマー」を利用すると、全国の主要都市に展開している東急ホテルズに優待料金で宿泊が可能になります(ウェブサイトでの予約限定)。
出張の際はもちろんですが、レジャーにも利用が可能なので、社員向けの福利厚生として導入することも可能です。
また、急な出張が入った、予定が変更になったなどの場合にもスマートフォンから簡単に予約を行える点も導入のメリットといえるでしょう。
R&Bホテルでの法人契約サービスでは、同ホテルなどを特別価格で利用できるようになる、という点がメリットです。
公式サイトでのベストレートよりもお得な価格設定となっているため、出張コストの削減にもつながるでしょう。
また、月末に一括で請求が可能になる点、予約・利用実績データを一元で閲覧・ダウンロードが可能になることにより、管理が非常に楽になることが期待できます。
入会金や年会費が無料となっている点もポイントのひとつであるといえます。
ハートンホテルでは、法人契約サービスを行うことによって契約法人予約が可能となります。
同社のホームページから「ハートンホテル西梅田」「ハートンホテル北梅田」「ハートンホテル心斎橋」「ハートンホテル京都」「ハートンホテル東品川」「ハートンホテル心斎橋長堀通り」といったように、大阪、京都、東京にある6つのホテルの予約が可能となります。
専用の予約ページから宿泊プランを確認することができるため、内容を見ながらニーズに合ったプランを予約すると良いでしょう。
ハートンホテルの
法人契約の特徴やメリット
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全国で70以上の施設を展開するダイワロイネットホテルズでは、法人契約によって契約法人専用料金によって宿泊予約を行うことが可能となります。
さらに、現金・事前クレジット決済・事後請求の3つの中から支払い方法の選択が可能になるという点もメリットの一つ(事後請求希望の場合には審査あり)。
ホテルを予約する際にそれぞれの法人の出張規定に合わせた予約制限や、金券付きプランなどの制限にも対応している点も特徴といえます。
ダイワロイネットホテルズの
法人契約の特徴やメリット
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京急イーエックスインホテルグループでは、法人契約を行うことによって優待料金での宿泊ができます。
公式ホームページの「法人契約企業様 ログイン・ご予約」から宿泊するホテルを選択し、契約時に営業担当から伝えられるID・パスワードを入力することによって予約手続きが行えます。
また、法人契約によって、後日請求にて支払いを行うことが可能になります。後日請求を希望する場合には、あらかじめ同社基準の審査を受ける必要があります。
京急イーエックスインの
法人契約の特徴やメリット
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同ホテルの法人契約サービスは、各都市にあるワシントンホテルとホテルグレイスリーにおいて一括契約が行えます。
そのため、ホテルごとに個別契約を結ぶ必要がない点が特徴。また、それぞれのホテルにおいて、契約企業向けの特別価格での宿泊が可能となり、出張経費をコストダウンできます。
また、自社専用のインターネット予約サイトが用意されるため、スムーズに予約が可能となり宿泊手配の手間を省ける点も特徴といえるでしょう。
ワシントンホテルの
法人契約の特徴やメリット
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法人向けサービス「詩季倶楽部」では、ハイクラスのホテルをお得に利用できます。ドーミーインのホテルには、長期滞在もできるホテルや和風ホテルなど、オリジナルの世界観があるブランドがあります。部屋の心地良さも追求。
法人契約なら、そんなホテルを宿泊料金最大50%オフで利用可能です。「登録社員数×基本料金×12ヶ月」で契約料金を算出します。ホテルだけではなく、社員寮やシェアハウス、賃貸などにも対応。社員への福利厚生に活用できるでしょう。
北海道から沖縄まで、日本全国で複数ブランドのホテルを展開しているマイステイズ。亀の井ホテルやART HOTEL、HOTEL MYSTAYSなど、リゾートからシンプルな宿泊タイプまでコンセプトの異なるブランドがあります。
法人契約では、「目的地から近い場所に宿泊したい」などの希望に合わせて最適なプランを個別に提案。各種メーカーやIT関連、製薬関連、大学・専門学校など、様々な業種での法人利用実績があります。業種特有の出張の悩みも相談できるかもしれません。
健康保険組合との契約実績があるプリンスホテルの法人契約は、保養所など、福利厚生としての利用に向いているサービスのようです。リゾートタイプのホテルの宿泊費が通常の10%~40%割引になるなど、お得な特典を利用できます。契約後は、法人会員向けの宿泊予約ページを利用可能。
出張向けのサービスがあるかどうか、公式ホームページでは分かりませんでした。また、法人契約に関する問い合わせ先も記載されていません。ホテルに問い合わせてみてください。
プリンスホテルの
法人契約の特徴やメリット
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ビジネスはもちろん、リゾートやラグジュアリークラスのホテルも展開している阪急阪神第一ホテルグループ。山形、福島、東京、神奈川、富山、愛知、滋賀、京都、大阪、兵庫、岡山、島根、広島、香川、徳島、高知、愛媛、鹿児島にホテルがあります。
法人用サイトが用意されていますが、法人契約の詳細は不明です。問い合わせフォームがあるので、直接問い合わせてください。一般会員向けに割引サービスが用意されています。法人契約もお得に利用できるでしょう。
阪急阪神ホテルズの
法人契約の特徴やメリット
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ホテルの法人向けサービスを選ぶ目的の多くは、出張経費の削減です。これまでの宿泊費と、法人向けサービスを利用した場合の宿泊費がどの程度違うのかを比較してみましょう。
法人契約すると、多くのメリットや特典が受けられますが、宿泊できるホテルが制約されるというデメリットもあります。
その点もよく考慮して、経費の削減になるか検討する必要があります。
ホテルと法人契約すると、宿泊先はほぼ固定されることになります。しかし、よく出張する都市にチェーンホテルがなければ、法人契約の特典を活用することができません。
自社での主な出張先に、系列ホテルがあり利便性がいいかどうかを確認してから契約することをおすすめします。
ホテルとの法人契約によって、予約のしやすさ、精算の簡略化などが実現できるかがポイントです。また管理者が予約状況や宿泊実績、経費などが一括で管理でき、煩雑な精算業務などが軽減されるかどうかも重要になります。
ホテルの法人向けサービスを利用すると、通常の方法で予約するより割安になります。特に出張の多い企業の場合、宿泊費の大幅な削減に繋がる可能性があります。
出張経費を削減したいと考えているなら、ホテルの法人向けサービスの導入を検討してみましょう。
出張のたびに最安値のホテルや利便性の良い立地のホテルを探すのは手間も時間もかかります。出張先が大体決まっているのであれば、ホテルと法人契約を結び、常宿にした方がお得で管理もしやすくなります。
全国に出張先がある場合や、多くの社員が出張する場合でも、法人契約では予約状況や利用状況を一元管理でき、煩雑な業務をスリム化できます。
ホテルと法人契約を結ぶと、宿泊が社員だけでなくその家族なども特典を利用できることがあります。系列ホテルでのミーティングや研修にもつかえ、ホテルのジムやプール、サロンなどの施設を福利厚生として社員に提供することもできます。
ホテルの法人向けサービスは、出張宿泊費が割安になるだけでなく、福利厚生としても使えるなど、幅広い用途があります。
管理や運用も一括で管理でき、精算などの事務処理負担が軽減されるというメリットも。
出張経費を抑えたい、面倒な宿泊予約や支払いの管理を一元化したいという方は、ホテルとの法人契約を検討してみましょう。
出張が決まるとホテルの予約や交通手段の予約・手配と、通常業務以外の業務が増えます。出張手配システム(BTM)とは、出張に関するチケット・宿泊施設の手配や経理業務などを簡略化し、一元化管理してくれるサービスです。
BTMの導入により、コスト削減や社員の生産性向上を実現できれば費用対効果の高いものとなり得ます。さまざまなBTMサービスがあるので、自社にマッチしたシステム選びをしましょう。おすすめのシステムをチェックしてみてください。
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出張手配をチャットで依頼・管理できるシステム。レスが速く小回りもきくため、出張が多く、さらに出張者自らが手配を行っているような会社・事業部向けといえるでしょう。
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※上記システムの取り扱いサービス数・内容は2022年12月調査時点の情報を基に掲載しております。
※各システムのピックアップ理由は次のようになります。「出張手配システム」…調査範囲内での手配対象の数が最多。「Bzit」…大手旅行代理店の蓄積した情報を基に出張費用を分析するサービスあり。「BORDER」…海外でも対応可能なチャットシステムがあることが明記されている。