ここでは、2023年のコロナ禍における中華人民共和国(中国)の入国・出国・滞在事情をご紹介しています。
中華人民共和国(中国)における新型コロナウイルスの一日あたりの新規感染者数は、2022年3月と同年11月の約80,000人弱をピークとしていますが、2023年1月10日以降は10,000人未満をキープしています。ただしWHOからの指摘の通り、公表されている数値の透明性については解釈が分かれる部分もあるようです。
2023年1月現在、日本の水際対策への対抗措置と思われる訪中ビザ免除の停止措置など、日中の関係は難しい状況であることを否めません。中国政府の対応が流動的なことから、いつでも自由に往来できる以前のような状況を想定し、出張手配システムの利用準備を進めておきたいものです。
2023年1月13日現在、中華人民共和国(中国)では日本人に対する訪中ビザ免除措置は、すべての入国目的において停止されています。
ただし、中国政府が入国を認めている居留許可またはビザを所持し、かつ搭乗前48時間以内にPCR検査を1回行い陰性であれば渡航可能です。また、検査結果を事前に中国税関に申告する必要があります。
2023年1月現在は中国政府の対日措置が流動的な状況なので、出張等で渡航を検討する際には、その時点での情報をご確認ください。
2023年1月現在、すべての渡航者が制限なく中華人民共和国(中国)を出国可能です。
また、2023年1月13日現在、中華人民共和国(中国)から日本へ帰国する際には、以下の臨時ルールに従う必要があります。
中国(香港・マカオを除く)に渡航歴(7日以内)のある全ての入国者に入国時検査を実施。また、中国(香港・マカオを除く)からの直行便での入国者については全員入国時検査を実施。
中国(香港・マカオを含む)と日本の間の直行旅客便については、到着空港を成田国際空港、羽田空港、関西国際空港、中部国際空港の4空港に限定し、増便を行わないよう、関係する航空会社に対して要請する。
最新情報は外務省・大使館等からの発信をご確認ください。
マスク | ソーシャルディスタンス | 店舗休業と施設制限 | |
---|---|---|---|
ストリート | 必要 | 必要 | 一部 |
空港・駅 | 必要 | 必要 | 一部 |
公共交通車内 | 必要 | 必要 | 一部 |
ホテル | 必要 | 必要 | 一部 |
レストラン | 必要 | 必要 | 一部 |
カフェ | 必要 | 必要 | 一部 |
ナイトクラブ | 必要 | 必要 | 一部 |
2023年のコロナ禍を踏まえ、中華人民共和国(中国)における入国制限、入国後の制限、日本へ帰国後の制限、滞在情報などについてご紹介しました。
日本と中国との関係には、特に政治的な側面で難しい問題があることを否めません。その一方で両国は、双方にとって大事な貿易相手国でもあります。
新型コロナ禍の2021年、日中両国の貿易総額は15/1%増(※)と過去最高を更新。輸入・輸出ともに前年比で大幅な増加となるなど、互いに大事なビジネスパートナーであることが数字からよく分かります。
中国への出張に際しては、出張手配システムの利用が大変便利です。出張者本人や企業の総務課などが移動・宿泊のリサーチ・予約をする必要はなく、すべてシステムが出張手配を代行。出張手配の手間や時間を省けるだけでなく、出張コストの削減も期待できます。
中国へ出張の多い企業様は、ぜひ出張手配システムの導入を検討してみてください。
中国への出張は、成功するビジネスのためにしっかりと準備することが大切。以下に、出張前に準備すべきことを詳しくまとめました。
中国に入国するには、ビザが必要です。ビジネスビザ(Mビザ)は一般的なもので、現地の企業からの招待状が必要で、申請にはパスポートのコピー・写真・申請書・招待状・航空券の予約確認書などが必要となります。申請は中国大使館や領事館で行い、通常数日から数週間かかります。出発までに余裕を持って申請することが大切です。ビザの申請状況や必要書類は、最新の情報を確認してください。
出張の日程が決まったら、まず航空券を手配します。早めに予約することで、コストを抑えることができます。フライトのスケジュールや航空会社の評判もチェックしましょう。
次に、滞在するホテルを予約します。中国には多くのホテルがありますが、ビジネス向けのホテルを選ぶと安心。予約時には、ビジネスセンターやインターネット環境が整っているかを確認します。また、予約確認書をプリントアウトして持参するとよいでしょう。
海外出張では、万が一の事故や病気に備えて、海外旅行保険に加入がおすすめ。中国では医療費が高額になることがあるため、医療費をカバーする保険に加入することが必要です。また、荷物の紛失や盗難、フライトの遅延に対応できる保険も検討してください。保険証書や連絡先は常に携帯し、トラブルが発生した際に迅速に対応できるように準備しましょう。
中国出張に必要な持ち物をリストアップしておくと便利です。まず、パスポートとビザ、航空券、ホテルの予約確認書、海外旅行保険証書は必須です。さらに、現地での通信を確保するために、Wi-FiルーターやSIMカードも準備すると良いでしょう。また、ビジネスの場では名刺が必要になるので、十分な枚数を用意しておきます。その他、ノートパソコン、充電器、変換プラグ、現地通貨の人民元も忘れずに持って行きましょう。ビジネス書類やプレゼンテーション資料も忘れずに準備しましょう。
中国出張を成功させるためには、事前の準備だけでなく、現地での注意点も把握しておくことが重要です。以下に、出張中に気を付けるべきポイントを紹介します。
ホテルの予約をしていたにもかかわらず、現地で予約が確認されていないというトラブルは稀に発生します。こうした場合には、予約確認書のコピーを持参し、フロントスタッフに提示しましょう。
国際的なホテルチェーンであれば、英語対応のスタッフがいる場合が多いので、冷静に状況を説明してください。それでも解決しない場合は、予約サイトのサポートに連絡することも有効です。また、予備として近隣のホテル情報を調べておくと、緊急時に役立ちます。
中国ではインターネットの利用に制限があります。特に、Google・Facebook・X(旧:Twitter)などの海外サービスは「グレート・ファイアウォール」と呼ばれる規制によりアクセスできません。
これらのサービスを利用する場合は、事前にVPN(仮想プライベートネットワーク)を設定しておく必要があります。ただし、VPNの使用も規制対象となることがあるため、最新の情報を確認しておくことが重要です。現地でのインターネット接続には、レンタルWi-Fiや現地のSIMカードを利用すると便利です。
中国ではクレジットカードの利用が一般的ですが、利用できる場所が限られていることもあります。特に地方の小さな店舗や市場では、現金のみしか受け付けないところも少なくありません。そのため、現地通貨である人民元を十分に用意しておきましょう。
クレジットカードを使用する際は、国際ブランド(Visa、Mastercardなど)のカードを持って行くと良いでしょう。また、モバイル決済が普及しているため、WeChat PayやAlipayを利用するのも一つの方法です。
中国の電圧は220Vで、日本の100Vとは異なります。そのため、電化製品を使用する際には、変圧器や変換プラグが必要です。特に、ノートパソコンやスマートフォンの充電器、その他の電化製品が対応しているか事前に確認しておくことが大切です。変換プラグは、事前に購入しておくと安心ですし、ホテルのフロントで借りることができる場合もあります。安全のために、必ず確認してから使用するようにしましょう。
中国人民元への両替は、日本国内の銀行や両替所、中国の空港や現地の銀行で行うことができます。両替の際には、レートや手数料を確認しておくことが重要です。両替所によってはレートが大きく異なるため、複数の場所で確認すると良いでしょう。また、偽札が出回っていることもあるため、受け取った紙幣は必ず確認するようにしてください。安心して使うために、信頼できる場所での両替をおすすめします。クレジットカードの利用が難しい場面が多いので、現金を十分に持っておくことも忘れないようにしましょう。
出張をするためには、出張申請書を作成して承認を受け、出張費を立替払いして航空券を予約・発券し、帰ったら料金の精算という、煩雑な業務があります。
通常業務を圧迫する出張手配業務の手間を省き、効率化してくれるのが出張手配システム(BTM)です。
BTMにもさまざまなシステムがありますので、自社の課題を解決できる、会社にマッチしたシステムを選びましょう。
目的別で選ぶおすすめの
出張管理・手配システム
自社にピッタリのシステムを比較
まるごとお任せしたいなら
⼿配できる種類の多さで選ぶ
新幹線や飛行機(国内外)といったベーシックな移動手段、エクスプレス予約の連携も対応。宿泊施設のほか、会議室などの予約にも対応できます。エリア限定ですが、JR券のQR対応も可能でエリア外の場合は当日中にチケットをデリバリーするサービスもあります。
経費のコンサルもお願いしたいなら
分析サービス付きのシステムで選ぶ
旅行代理店JTBが提供する出張手配システム。予約できるものはベーシックな内容ですが、使用された出張費用とデータを分析し、よりよい運用方法を提案するサービスを備えています。
海外出張回数がとにかく多いなら
チャットで手配完了のシステムも
出張手配をチャットで依頼・管理できるシステム。レスが速く小回りもきくため、出張が多く、さらに出張者自らが手配を行っているような会社・事業部向けといえるでしょう。
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※上記システムの取り扱いサービス数・内容は2022年12月調査時点の情報を基に掲載しております。
※各システムのピックアップ理由は次のようになります。「出張手配システム」…調査範囲内での手配対象の数が最多。「Bzit」…大手旅行代理店の蓄積した情報を基に出張費用を分析するサービスあり。「BORDER」…海外でも対応可能なチャットシステムがあることが明記されている。